帰ってきました。睡眠不足で。
夜勤明けで一睡もせずにバスに乗り込んだ5:30。
これ、上演中に寝たら悲劇だな・・
とか思って、バスの中で爆睡したものの
やっぱり眠い!
昼食後の観劇だったので、心配でしたが
開演と共に目が覚めました!!!
ていうかもう、劇場がね、凄いの。
写真撮影禁止だったのが残念。
ゴミ捨て場的な舞台だったのだけれど、壁から天井まで
猫目線の大きさの、ガラクタで埋め尽くされてる。
舞台も、ガラクタの山で、開演前に見て周ったら
たまごっちがあったwwwwwww
で、やっぱり猫目線だから大きいの。冷蔵庫とかやかんとか。
ラッキーなことに、S席のど真ん中で
こりゃ観易いぞ!と喜びましたが、
S席より更に前の席は、舞台の裏側にあって、謎だったのですが
開演と共に、その前の席と舞台が回転して吃驚したw
あ、猫出てきた!あそこにも!もう一匹!
どんどん出てくる猫ちゃんたち。
そして会場が闇に包まれると、猫の目だけ光ってる!
もうこのオープニングで興奮しまくって感動で涙が溢れてきたwwww
人間一切無しの、猫だけのミュージカル。
人間に媚びない野良猫たちの気高さ、その自由な姿に
終始感動しておりました。
いろんな猫たちが出てくる。
十人十色、もとい十猫十色?
雄猫かっけーw雌猫かわえーw
客席にまで下りてきて、どこまでも自由に行く猫たち。
客席の女の子をさらって一緒に踊ったり
客席の赤ちゃんと見詰め合ってお客さんを笑わせたり
サービス精神旺盛だw
猫の何気ない仕草とかがうますぎて
ギャラリーの猫を見ているだけでも楽しかった。
舞台の中心で真剣に語らう猫。
其の周り、階段の上とか電子レンジの上とかで話を聞いている猫たち。
その周りの猫が、途中でねっころがったり、じゃれあったり、毛づくろいしたり
興味ある展開になるとぱっと上を向いたりw
あー猫だ!と思いました。
アビシニアンみたいな、茶色のほっそい猫の動きが凄くて
注目してた。雌猫三匹組で可愛かったなあ。
こそ泥カップル猫のシーンもお気に入り。
あと、ペルシャ猫みたいな悪女猫がめっさ可愛かったお。
マジシャン猫は踊り専門!って感じで
物凄く踊って凄かった。
これって、猫の物語だけれど
人間になぞらえてると思う。
それぞれに異なった生き方で生きて、
異なった柄、性格、特技、特徴があって
手を取り合って生きている。
でも、皆に蔑まれる猫もいて・・
生あるものは、死に向かって生きていて
其処に辿り着くまで、あらゆる困難が待っている。
其の中に喜びがあり、楽しみもあり、
悲しみ、苦しみ、すべてを乗り越えて、それでやっと訪れる。
それはとても安らかだろう。とても温かいだろう。
それでまた命は廻ってく。
舞踏会の夜に選ばれる一匹の猫。
それはとても名誉なことで、誰もが望むこと。
とても間接的な表現だったけれど
私なりに感じたことは、生と死。だった。
皆に蔑まれる元娼婦の猫が出る度に
涙が止まらなかった。
そしてラストの『メモリー』から、『猫からのごあいさつ』で
大泣きしてしまった。
涙垂れ流してたら胸元がびっしょびしょになってた位です。笑
なんだか、色々重なる部分があって。
今、現実問題でナイーブになっているせいもあるし、
私を猫命にしたきっかけとなった野良猫の最期と、ラストが重なったり
メモリーっていう曲が切なすぎて悲しすぎて優しすぎた。
とても有名な歌なので、聴いたことはあったのですが、歌詞とか、生の歌声とかで
感極まってしまった。
もうね、兎に角
全てが素晴らしいミュージカルでした!
期待はしていたけれど、その期待の遥か上を行きました!
凄いよキャッツ!!!
また観たいなあ。
次は横浜中華街とキャッツっていうプランはどう?
と、話しながら帰ってきたw早いよw
とりあえず、これで劇団四季に火が点いたので
ライオンキングを観にいくことにしました。
はあ・・ミュージカルを好きになってよかった。
こんなに素晴らしいものに出会えたことに感謝しよう。