うわぁ・・
今朝、起きられなくて死ぬかと思った。
別に徹夜したわけじゃないのにw
余りに眠くて会社行けないかと思ったおwww
行ったけど。
古本屋めぐりをしていたら、偶然見つけた大判の北斎の画集。
思わず買ってしまった。
大判の画集って、凄く高いから手が出なかったけれど
これはラッキーなことに、数百円で買えましたw
まあでも、元の値段も3800円と、そんなに高くない・・。
普通サイズの画集とそんな変わらない値段ですよね。
北斎美術館シリーズの①で、花鳥画が集められている本です。
他にも美人画とか、風景画とか、物語画とか、いろんなバージョンがありました。
私、どんなに好きでも同じ画家の画集を何冊も集めないのです。
現代の画家は別でございますが。
何故かと言うと。
絵がかぶるから、という、せこい理由があります。
だって、昔の画家の画集なんて、違う出版社から何冊も出てるから
違う本でも同じ絵が載ってたりとか、何かデジャヴを感じて嫌なのです。
だから、自分のベスト版の画集を見つけ出して買ったり買わなかったりw
で、北斎の画集はこれが始めて。そしてもう買わないと思うw
大好きな花鳥画の画集が手に入れば、もう他の絵は良いのです。
何て単純なやつ。
見た事ある絵も何枚かあったけれど、
初めて見た上に、ものっ凄く感動した絵があったのです。
それが、唐獅子牡丹の絵。
な、なんじゃこりゃああああ!!
北斎っぽくない・・というか、昔っぽくないというか。
その理由に、デザイン性と色彩があると思います。
牡丹で囲った円の中に、獅子が居るという、
まあシンプルなんですが、浮世絵ではこういうデザインは新しいと思う。
そして色彩!ほんっとうに素晴らしいんだ!
円を描いている牡丹は、見事な極彩色。
ピンク、赤、青、黄色、白の牡丹と葉っぱの緑。
見事な色彩で、
真ん中の獅子は、墨なんです。
このコントラストの激しさは凄い。
北斎を改めて凄いと思った作品でした。
ボストン美術館に保管してあり、カラーで掲載するのはこの本が始めて、
と書いてありました。
通りで、見たことない訳だ。
しかも、この美しい作品に一ページ丸々大きく使ってあって、ありがたや~と思った。
あと、地味に関心した絵。
狆の絵。
狆ってなんぞ。
最初、チワワだかパピヨンだか、洋犬に見えて
え!この時代にも居たの!
ってびびったのですが。
狆っていう犬の種類みたいですw
日本犬と言ったら、柴とか秋田とか、ああいう犬種しかイメージ無かったので
この狆という犬、そして、それを描いてある北斎の絵も新しく見えて、
なんとも可愛らしく、癒されたのでした。
残念なことに、カラーのページに猫の絵は載っていません。
犬もあるから、絶対載ってると思ったのに。
獅子と虎が載ってたから良いかw
北斎の猫も、凄く美しくてかわいいのですよ。
前、北斎美術館で猫の絵の色紙を購入したのです。
今でも額に入れて飾ってありますが、大好きな絵です。
北斎の猫を見たのは、これが最初で最後になりそう。
その位、北斎の猫って珍しい気がする。
まあ、やっぱ猫と言ったら国芳ですね!猫の絵ばっかだから。笑
彼の絵は、猫好きが描いた絵だってすぐに分かる。
すっごく猫を研究して描いてる感じw
逆に北斎は、幅広く、あらゆるものを描いてる。
二人とも違った天才ですね。
ああ、北斎は天才、国芳は鬼才な感じでしょうか。
鬼才と言ったら暁斎かな・・いや、彼は奇才かな。
とりあえず浮世絵楽しいですw
本当に、絵師の個性が光ってますw
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