11月29日、東京は快晴
複数の欲望を叶えるべく東京へ、親友を道連れにして。 親友が調べておいてくれた、春雨スープのお店七宝麻辣湯で、 お昼を食べました。 具と辛さを自由に選べて、更にボリューム満点。 春雨だから、もっと物足りなさを感じるかと思っていたけれど とんでもない! 物凄く美味しかった・・ もっと具をいーっぱい乗せたいなあなんて思いましたが 春雨だけでお腹一杯。とてもヘルシーでスパイシーで、飽きないお味だから どんどん食べれちゃうの。 ビールも進む進む。 昼間っからお酒だなんて、何て贅沢な と思っておりましたが、こんな時にしか出来ないサプライズ。 この日は、二人の誕生祝いも兼ねた旅行だったのです。 食後、CAT HOUSEという猫雑貨専門店へ行き、 ずっと欲しかったルイス・ウェインの絵を買いました。 この絵、3月に初めて訪れた際に一目惚れして それから忘れられない日々を過ごし、夢にまで観た程でした ウェイン・キャットは表情豊かで、人間に近いから 親近感が湧くのです。 猫って、実は描くの難しい。 こんな猫の絵を描けるのは、ウェインだけだと私は思う。 何故なら、ウェインは何よりも猫を愛していた。 床に臥せった妻が猫好きな女性で、妻を喜ばせる為に猫の絵を描き始めた それがきっかけだったと、私は記憶しておりますが 奥さんが亡くなってからも、独身で猫の絵を描き続けたというのは 妻と、猫への愛があったからだと思うのです。 だって、ウェインキャットを観ていると、猫が好きな人が描いた絵だって 分かるから。 私が思うに、芸術家肌の人って、誰よりも繊細なのに 誰よりも不器用な人が多い。 ウェインも、その一人。 猫の絵については認められ、売れっ子だったけれど お人よしで騙されやすい性格だった為に借金を重ね 結局は精神を病んでしまったのです 発症後の彼の絵は、豹変を遂げたけれど 彼は、猫だけを描き続けた。死ぬまで。 彼の、発症前の絵も大好きだけれど 発症後の作品には、圧倒され その絵を観て、ウェインを好きになった位。 アール・ブリュット-アウトサイダー・アートが好きなゆり子は 気取らずに心のままに描いた作品というのは、とても魅力的だと思うのだ アール・ブリュットは、知的、精神障害者が描いた絵が、比較的多い。 結局そういった方々は、自由に描いてる。 自分の思うが儘に描いてる。自分にはそれができない。 そうしているつもりでも、どこかで形に囚われているから だから、私はそういった絵が好きなのです。 絵って、描いた人の心が表れると思うんだ アール・ブリュットはその点で、とても純粋で、優しく、温かい作品が多い。 カオスだけれどね。 ウェインの絵には、それを感じるのです 私は世界で一番猫が好き。だから、共感を覚えられる彼の絵が好き。 こんな感じなんだ。 猫ちゃんの、お婿さんとお嫁さん。 私、白猫が猫の中で一番好きで、特別な想い入れがあるから どうしても白猫に目がいってしまうのです。 この絵を観たとき、ウェインだ!と思うと同時に あ、猫の女の子、可愛い。 白くて、ピンクで、女の子らしくて。理想的 それと対照的に、お婿さん猫はちょっと強そうな柄で、顔もきつくて 何て幸せそうな猫たちなんだろ、と思ったのでした。 ああ、この絵を部屋に飾る日が来るだなんて、夢みたい。 私の部屋、とても素敵になってくね。 アール・ブリュットと言ったら、最近ヘンリー・ダーガーのDVDを観て 画集が欲しくなっちゃった。 そして、ウェインの画集も、発症後の絵が載っているものがあったら欲しい。 どうしても欲しいけれど どの画集にその作品が載っているか分からない。 プレミアが付いていて、簡単には手を出せない値段だから どうも悩んじゃう。 画集と言ったら、トレヴァー・ブラウンの画集も欲しい。 きりがないというやつですね。 とても話が逸れたけれど、そのお店の店主さんもウェインファンだと言って 絵本を見せてくれたり、毎年ロンドンで開かれるウェイン展について教えてくださったり とても良くしてもらいまして。 ロンドン、行きたくなっちゃった。 というか、ヨーロッパで唯一行きたい国が、何故か昔からイギリスで 何故に芸術の国、フランスじゃないのかと言われますが 何故かイギリスで、一番好きなブランド、ヴィヴィアンウェストウッドもイギリスで、 そして、私が好きになる画家も、イギリスの人が多いのです。 うう、ゲシュタルト崩壊してきました。イギリス。 美術的な点で言うと、ドイツも捨て難いです。 でもやっぱり国自体に魅力を感じるのはアジア全般なのよね 海外、行きたいなあ その後、親友とは別行動で、私は新宿へ。 今回の旅の一番の目的を果たして思ったこと。 何か信念を貫いている人って、強い。 こちらを不快な気分にさせない人って、稀に居る。 聞き上手は話し上手っていうけれど、どちらも伴っている人って中々居ない。 相手の話を理解できないと無理なのだよね それを咄嗟に判断し、理解し、自分の考えを言いつつ、相手の意見を尊重できる。 何かが好きで、それを職業にして、尚且つ 妥協はせずに、ずっと成長し続ける人は、やはり人柄も伴っているのかもなあ と、思ったのでした。 いやあ、プロって、凄い。 素敵な人に会う度に思うのは、 私も、絵だけは死んでも描き続けたいってこと。 死んだら描けないけどねwww 大満足で、親友と合流して、ゆっくり飲みながら語らいました。 沖縄料理屋で、豚足食べました!! 豚足、食べてみたかったんだよね 想像以上に美味で、これははまりそう。 沖縄料理って、変なものが多くて好き。 味付けも風味独特で。 ああもう、全身痛いです。 普段地元に居ると、歩かないのですよね。 だからかな、すっげー痛い!歩けない! 明日、仕事きついかな、大丈夫かな。 でも、この痛みって、嬉しい痛みだよね 私は、満足。 東京行き付き合ってくれた親友にも感謝感激。 私の用事だからと、もしも私一人で行ってたら 今回のような出会い、実りは無かったと思うんだ。 テンキュー、マイシスター! 又東京行きましょう!東京じゃなくても良いけどさ~ 小田急地下にあったツリー。 色彩があまりにも可愛くて撮っちゃった。 PR |
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